【KAIZEN32】「12.サクッと歯止め」

HKM講義

12.サクッと歯止め

◆定義

改善で得た効果を逆戻りさせないための手を打つステップです。

 

◆意義

「のど元過ぎれば熱さを忘れる」と言う言葉があります。問題を解決したいと一生懸命努力をしたのに、ある程度問題が解決すると安心してしまい、気が付けば改善以前の事態・状況に逆戻りをしてしまう事が良くあります。せっかく努力した成果を確実なものにするのがこのステップです。

「サクッと」は超お気楽♪にしてください、という枕詞みたいなものです。

「成果の確実な確保」って大事そうな気がするんだけど、超お気楽♪でいいのかな? と思うでしょうが大丈夫です。HKM関心は個人の問題解決能力の向上に有るので、「歯止め」で実行することはとても簡単なことなのです。また、HKMで「結果的に解決した」問題の成果の確保だって難しいものではありません。

 

◆実行方法

HKMにおいての「サクッと歯止め」は2種類あります。以下の2つです。

①問題解決能力の歯止め

1)ヒロ曼荼羅を1週間に一度復習してください。

2)HKMの各ステップの活動記録の清書した「HKMの記録」を復習してください。

 

②改善成果の歯止め

指標数値の好転行動を、あなたの生活の中にルーチン化してください。

 

◆具体例

ヒロ;まずは「問題解決能力の歯止め」です。HKMの関心は人の「問題解決の能力の向上」ですので、この歯止めはどんな問題を改善テーマとしてHKMを行った場合おいても同じものとなります。「ヒロ曼荼羅の復習」と「今回行ったHKMのステップの活動を清書した記録の復習」2つです。何か質問はありますか?

鈴木:ヒロ曼荼羅の復習ってどのようにするのですか。また、HKM活動清書記録の復習についても説明してください。

ヒロ:わかりました。

ヒロ曼荼羅にはHKMの手順と各ステップのつながりが全て描かれています。HKMを一度もやったことが無い人がこれを見た場合に、そこに書いている言葉は理解できても、そこに書かれていない内容や、どうやるのかを認識することはできません。しかし、一度HKMを実際に経験(もちろん例題としての1回経験でもOK。ですので鈴木さんは経験者です。観察者としての「あなた」も疑似経験者です)した人ならば、やった内容を思い出すことができますし、やり方、進め方を思い出すことができます。

従って、ヒロ曼荼羅を使っての復習の仕方としては、ステップ順に、つまり上から下に太い矢印に従って各ステップの質問・指示内容を読み、自分がそこのステップで何を経験したのかを思い出せばよいのです。その行為を3巡目まである各ステップを終了するまで繰り返してください。

ヒロ:少し長くなって申し訳ありませんがここでヒロ曼荼羅を使った復習の意義を少し付け加えておきます。

経験者はヒロ曼荼羅を見ることによって、ヒロ曼荼羅の意味付けができるのす。意味付けをしながら繰り返すことによりHKMを実行するのに必要な形式知と暗黙知が長期記憶化、すなわち知識になっていきます。

また、改善という見えないものを視覚化しているのもヒロ曼荼羅です。見えると言う事は認識できると言う事です。人間は認識の範囲でしか行動できません。人は行動からしか学習しません。見える化は学習を促進させます。

また見える化によって、ヒロ曼荼羅を改善の心的イメージとすることができます。心的イメージができるということは、自分の行為のあるべき姿との『ズレ』を知るための基準ができることになると言う事であり、自分の行為の修正ができるようになると言う事です。自分の行為の修正は熟練者の条件です。

最初は少し時間がかかる(30分くらい)と思いますが、慣れてくると5分も掛からなくなります。夢の中でやると10秒くらいで終わります。是非とも実行してください。

ヒロ:本HKM清書記録の練習についてです。

これに関してもやり方とその意義は、ヒロ曼荼羅の復習と同様です。

 

鈴木:ヒロ曼荼羅と清書記録の復習に関しては何となくわかりました。HKMで学んだように経験が大事なんで、まずは「お気楽♪」にやってみてす。それから考えてみます。

鈴木HKMの改善効果自体の歯止めは、「摂取カロリーと消費カロリーデータの記録の継続」とします。

ヒロ:はい。「やってみる」は学びに溢れています。鈴木さんは「経験して、そして考える」が身に付きましたね。素晴らしいです。コルブ先生も喜んでいると思います。

つづく

By Hiro

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