【KAIZEN31】「11.がんばれ!評価と反省②」

HKM講義

11.「がんばれ!評価と反省②」

ヒロ:『スケジュールの“具体的アクション”の設定は適切でしたか?

鈴木:「教えていただいたので結構簡単でした。『データ収集をする』の具体的アクションを考えていた時に気が付きました。『スケジュールの具体的アクション』は『指標を好転させる行動』の実現子と言う関係になっているんですよねHKMでは!?

ヒロ:その通りです。

「『設定した実現子を実現するための実現子が、指標の設定』で『指標を実現するための実現子が、指標を好転させる行動』です。そして『その行動を実現するための実現子が、スケジュールの具体的アクション』と言う関係になっているんですよ。

鈴木:それに気が付いた後は自信をもって設定ができるようになりました。

ヒロさんに教えてもらって頭では理解していたんですが、自分で経験して納得できました。問題解決手法の本質は『因果関係を連鎖させるゲーム』なんだって。これではお魚を切り身にして教えて頂いても理解はできませんね。  

ヒロ:はい。人間は経験から学ぶんです

 

ヒロ:次の質問です。『スケジュール通りに進めることができましたか?』

鈴木:「はい。上手くいきました。

スケジュールを『指標好転行動』ごとに作っていたのでスケジュール項目の1つ1つが簡単にできました。でもスケジュール通りやらないと「連鎖」が切れてしまうのではないかと思い頑張ってみました。ドミノ倒しが見たかったってこともありましたし。

それに2週間おき進み具合をまとめて、ヒロさんに報告しなければなりませんでしたからね。」

ヒロ:さすがにビジネスマンですね。スケジュール管理はお手の物ですね。

 

ヒロ:『実現子を測る指標の設定は上手くいきました』

鈴木:「摂取カロリーと消費カロリーに関しては、一般的な測定方法がありましたので簡単にできました。『摂取消費カロリーデータ収集』は、これも実現子が数値で表すことできるものなので、問題なくできました。

ヒロ:「実現子の設定は上手くいきましたか?」

鈴木:「はい。実現子の設定はうまくいきました。

実現子は、

①「摂取カロリーを減らす」

②「消費カロリーを増やす」

③毎日の摂取と消費の記録を残しておく

の3つでした。

この実現子の設定が上手くいったかどうかは「具体的具体的実現目標」の達成度で見ることができますよね。

ヒロ:はい。そうです。

鈴木:私が作った具体的具体的実現目標は

カロコンで3カ月後体重オーバー率8%改善。健康GET間違いなし。

すごいぞ!よくやった

です。

この具体的具体的実現目標は「改善目標」と「活動テーマ」で作ったので、この2つの改善ができていれば実現子の設定が上手くいったことになります。

ヒロ:そうですね。

鈴木:「改善目標」の達成に関しては、前に見たように「3か月で体重4kg減。標準体重オーバー率35%から約6.4%減でオーバー率約28.6%」になりましたのでこれは上手くいったと言えると思います。

鈴木:活動テーマは「健康ゲット」と「カロコン(カロリーコントロール『で』」が達成できていれば上手くいったと言えますが、こちらの両方とも達成できています。

ですので実現子の設定はうまくいったと評価できます。

ヒロ:はい。分かりました。

鈴木:それに「毎日の摂取と消費の記録を残しておく」と言う実現子は想像していなかった効果があったんです。この点からも実現子の設定はうまくいったと言うことができます。

初めはヒロさんから言われて、取り敢えず実現子としただけなんですが、これが「摂取制限と消費増進」の実現子に大変大きな影響を与えました。と言いますのは、どんどん記録していくと食べた物のカロリーが気に成り出すんですよ。そうすると食べ物のカロリーを調べるようになるんです。『チャーハンってこんなに高カロリーなんだ。チャーハン止めてマーボー丼にしよう』ってなるんです。

ヒロ:へ~そうなんですか。言われてみれば「なるほど」と言う気はしますね。やはり「認識」は「行動」の源泉なんですね。

 

ヒロ:質問です。鈴木さん。最後に今回の改善成果を金額に換算してください。いくらくらい得をしましたか?

鈴木:そうですね。これは結構大きな金額ですよ。

私はいま54歳なんですが、今回のダイエットをしないであと2年後くらいに発症し、5年後には働けなくなったとしたと考えると59歳から働けなくなります。うちの会社は定年が63歳なのでマイナス4年です。そうすると生涯沈人が年収×4年減ることになります。

そうすると今回の改善の成果はザっと

4.000万円です。

ヒロ:すごい額ですね。良かったですね。

ヒロ:以上で改善活動の「評価と反省」は終わりました。それにしても鈴木さんは本当に色々なことを考えますね。大変すばらしい事です。

評価と反省には関係ない話題なんてありません。評価と反省の質問項目を契機として色々なことを考えてみてほしいのです。HKMの関心はみなさんの学習力の向上です。思考力の向上は学習力の向上に直結していいます。

つづく

By Hiro

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