第14話「キクタン」

ベトナム語の部屋

こんにちは。ヒロさんです。

いきなりですが、「こんにちは」「こんばんは」って書きますよね。「こんにち」「こんばん」ではなく「は」なんですね。
これは、「今日は良い天気ですね」「今晩は冷えますね」等の前半部分があいさつになったからだそうです。
「は」は日本語文法的には「副助詞」と言われ、国語文法的には「係助詞」と言われます。
何と呼んでも、意味内容は同じです。意味としては「~についていえば」という意味です。つまり「今日は良い天気ですね」は「今日に付いて言えば、いい天気ですよね」という意味になります。
本題に入ります。
皆さんは「キクタン」ってご存じでしょうか。
キクタンは「聞く」「単語」略で、アルクという会社から出版されているCD付きの本です。CDには単純なリズムをバックに単語を読み上げられたものが録音されています。
それを何十回、何百回と聞いているうちに単語を覚えるという仕組みです。多分、個人のやる気や音感によって左右される面は多くあると思いますが、100回くらい聞いたら覚えるような気がします。
実はこのキクタンにはベトナム語版もあるんです。それも3年以上前に発売されているんです。ヒロさんもべトナム語版キクタンを持っていました。3年前に。
その後行方不明になっていたのですが、本日発見しました。出てきたキクタンの本をパラパラ。2つの驚きがありました。

1つは、なんと、本にはマーカーと文法的な書き込みがたくさんあり、明らかに発音や声調を無視して、単語の意味を覚えようとしていた痕跡がクッキリとあったことです。
間違いなくテスト勉強式の語学学習中毒者です。3年前のヒロさんの頭の中では、キクタンの「聞く」は、「聞いて暗記をする」という、「単なる意味」の「暗記手段」の1つに過ぎなかったんです。昔に流行した、寝るときにテープレコーダーの音声を流して、寝ている間に暗記をすると言う睡眠学習ですね。
これじゃ何年ベトナム語を勉強しても、聞いたり話したりするようにはなりませんよね。
でも、キクタンをヒロさんと同じ使い方をしている人がキクタン購入者の99%ではないかと思います。

驚きの2つ目は、なんと、それらの単語、熟語や例文が70%くらいはわかるんです。
70%というのは微妙なんですが、ベトナム語キクタンにはビジネスシーン対応の章もあり、ヒロさんが勉強していない場面も多くあるためです。
3年前の「書き込み」の間違いがわかったり、「ああ、これは南部の表現だな」とか「これはこんな表現もできるな」とかも解るんです。
単語の声調と発音は文字を見ただけでも100%解りました。
3年間勉強を続けてよかった!と思いました。ヒロさんのベトナム語は独学なので、「成長が感じられる」という機会がほとんどありません。今日のキクタン発見は自身の成長を感じることができた良い機会でした。
また、明日からベトナム語の勉強頑張ります。

今日のアイキャッチ画像は、ニュージャージー州ジャージーシティからみたマンハッタンのダウンタウンです。
真ん中に立っているアンテナのようなものがついている高いビルは、1911年にテロで崩壊したワールドトレーディングセンター1を新しく立て直したものです。
新しく購入したpcの壁紙にしました。移っている後ろ姿の人は研究員のワンちゃんです。

では。

つづく

By Hiro

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