第10話「いい方法考えた~!」

ベトナム語の部屋

こんにちは。ヒロさんです。

前にお話したかもしれませんが、ヒロさんはベトナムでビジネスパーソン向けの専門学校を経営するのが夢なんです。
ですので、さくらのまなびの仕事を始めた時から、いろいろ順番を踏まえて計画的に準備をしてきました。
その準備のステップの1つとして、
「最低で半年~1年くらいベトナムに住んで、ベトナム語の修行をしたり、現地ビジネスの調査をする」というものがあります。
でも、「学生さんの貧乏旅行」のようなことは、ヒロさんにはできません。見栄とかではなく、「家族の生活」があるからです。

現在ヒロさんは、奥さんと大学生の三男と一緒に暮らしています。そしてその生活費のほとんどはヒロさんが稼いでいます。
ですので、「ベトナムに行っている」と言う理由で、家族の生活費を稼がなくて良いことにはなりません。
つまり、ベトナム行っている期間中も家族の生活費を稼ぐ必要があるのです。
ベトナムにおけるベトナム人の平均年収は約30万円、月収で27,000円くらいです。ベトナムにおけるアルバイトの時給単価は100円程度です。
そしてヒロさんが「月」の稼ぐ必要がある金額は30万円で、これはベトナム人の平均年収です。
この金額は、ベトナムの現地の普通の企業で働いても絶対には稼ぐことはできない金額です。

そこでヒロさんはベトナムで月に30万円稼ぐに為にはどうしたらいいのかを考えました。方向的には2つです。
1つは、現地の日本法人で、日本人として仕事をする、という方向。
2つ目は、ベトナム企業で、海外向けの仕事をしている企業、またはベトナム国内向けの特殊な商品を扱っている企業で仕事をするという方向です。

その2つの方向を実現するために3つの準備が必要です。
1)日本語教師の試験に合格する
2)生活できるくらいのレベルのベトナム語を学習する
3)webサイトを作れるようになる の3つです。

1)の「日本語教師の試験に合格する」と言うのは、ベトナムにおいて、ヒロさんの信用力を示すためです。
日本語教師をしている人で一番多い資格は、「4大卒者が420時間の日本語教師講座を受講すると自動的にもらえる」というものです。この資格講座は民間企業が行っているものなので、「私は日本語教師の資格を持っています」と言ったところで、その人が本当に日本語教師の資格があるかどうかを証明することができません。
しかしヒロさんが合格した日本語教育能力検定試験は、独立行政法人の指導によって公益社団法法人が実施し、その合格が日本語教育学会によって合格認定されている資格なので、公的な合格者登録があるのです。
ベトナムでは、教師は尊敬される職業です。「教師の日」という国の祝日があって、毎年盛大にお祝いされます。
ですので、ヒロさんが教師であることが、ヒロさんが活動をする上には大変役に立つ資格なのです。

2)の「生活できるレベルのベトナム語ができる」ことも高額な仕事を得るためには役に立つものです。式にすると以下のような感じです。2つあります。

1)本物の日本語教師+ベトナム語+日本語ネイティブスピーカー=高額な日本語教師

ベトナムにおける日本語学習者は約18万人です。
現在ベトナムでは、日本への留学生となる、技能実習生になる、特定技能1号になる、EPT(経済連携協定)で介護福祉士候補、看護師候補となって日本を目指す人が爆発的に増加しています。しかし外国人が上記の在留資格を取るためには、それぞれに見合った日本語力が要件とされており、結果、日本語学習者は1年間で数万人規模で増えているような状況です。ですので、ベトナムには日本語教師は需要がたくさんあります。しかし、ベトナムにおいて上記のような需要を持つ人たちに対して日本語を教えている人たちは、日本語がある程度話せるだけの技能実習生、留学生等の経験者程度の人たちです。教師としての知識が一切ありませんので、学習者は日本語ができるようになることは稀です。
これに対して、ヒロさんは公的に証明可能な日本語教師で、しかも、片言でもベトナム語ができます。ベトナム語を学習している日本人はほとんどいません。ですから、片言であってもベトナム語を話せる人間は稀少価値があります。さらにヒロさんは日本語ネイティブ話者なので、希少価値がさらに上がります。
しかもヒロさんは、社員研修の販売事業を中心としている、さくらのまなびの代表なので、講義をしたりワークショップを実施したりすることはプロなのです。
ね! ヒロさんは高く売れそうでしょ?

ヒロさんを高く売るための式の2つ目です。

Ⅱ)本物の日本語教師+ベトナム語+企業経営者+元1部上場企業役員=企業経営顧問

外国で日本人と言うだけで、30万くらいの月収がもらえる職業があります。
それは、外国に設置している日本企業のコールセンターオペレーターです。日本人からの問い合わせを上手にさばくためには、日本人が最適なので需要は結構あるそうです。
ベトナムの企業で日本の企業と取引をしている、これから取引をしたい、と言う会社はたくさんあります。また逆に日本の企業がベトナム企業と取引をしたいという企業や、ベトナムに系列会社を作りたいという企業もたくさんあります。
そして、日本の企業と仕事を行うのには、コーセンターオペレーターと同様で、ビジネス慣行とか仕事の考え方とかすり合わせ必要で、そのためには日本人経営者にアドバイスをもらうことが一番です。また、逆の場合もしかりです。
ヒロさんは、経営者歴20年、社員教育歴20年、経営学修士号、生活レベルのベトナム語話者、日本語の知識と日本語教師としての信頼度はきっと企業のアドバイザーとして高額の需要がかなりあると思います。

③の「webサイトを作れるようになる」というのは、収入を得るための大きな可能性を持っています
この仕事は、コンピュータとネット環境があれば、世界中どこでも、何時でもできます。ですので、日本の会社から日本円で、日本の相場金額で仕事をもらって、ベトナムで仕事をすることができます。さらに、今ベトナムではIT 関係の技術者が大変不足しています。
ヒロさんのコンピュータ言語のレベルで日本でも仕事が結構あるので、ベトナムで仕事をもらうには十分なレベルであると思います。しかも、ベトナムのIT系は、他の職種に比べてたいへん高給であると言われています。

どうですか?完璧な計画と準備でしょ!?

でも、この計画と準備には大きな欠点があるんです。

まず、ベトナム語と英語の勉強2時間

次に、コンピュータ言語の勉強1時間

さらに、日本語教師の知識維持1時間

当然さくらのまなびとしての活動5時間(執筆、講義ブラッシュアップ、MBA活動、webサイトSEO、事務処理)

これらに加え、新たに、日本語教師のとしての「教授法の勉強2時間」が加わりました。

日本語教師の試験に合格した分、日本語の教え方を勉強しなければならなくなりました。

でもとても時間がありません。そこでいいことを考えました。

これです。この本は、外国人日本語学習者の使用頻度が高い日本語の学習書です。
日本語を外国人に教えるときには「直接法」といって日本語だけを使って媒介語を使わないで教えます。でも外国人学習者に文法の説明を直接法ですることはできませんので、補助教材として学習者の母語で書かれた教科書があります。それが左の写真の本です。
教えるべき日本語の下や横に、外国の文字で文法的な説明がしてあります。
日本語の学習者にベトナム人が多いので、ベトナム語版もあります。
そうです。みなさんのご推察の通りです。
ヒロさんは、このベトナム語版を使って日本語の教え方を勉強するようにしました。
こうすることによって、日本語の教え方を学びながら同時にベトナム語を勉強することができるのです。この形式の本は、初級2冊、中級2冊ありますので、ヒロさんの学習が、一通り終わって、2周目に入り軌道に乗ってきたら、半分の時間でベトナム語の勉強と日本語の教授法の勉強ができるようになると思います。まさに一石二鳥です。
さらに良いことは、ベトナムで、ベトナム人を相手にベトナム語で日本語の授業ができるようになりますし、逆に日本企業においてベトナム語を教える授業もできるようになります。
こちらも一石二鳥です。合わせて一石四鳥です。

と言う事で、ヒロさんは今年もバリバリ頑張ります。

つづく

BY Hiro

第10話「いい方法考えた~!」” に対して1件のコメントがあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です