第17話「話せないと聞こえない」

ベトナム語の部屋

こんにちは。ヒロさんです。

今日のアイキャッチは、ヒロさんが良くいく「服部緑地公園」と言うところで撮影した写真です。題名は「梅雨の合間の入道雲」です。そのまんまです。

もうすぐ夏ですね。ヒロさんは夏大好きおじさんです。

泳ぐのも好きですし、ダイビングのライセンスも持っていますし、ウィンドサーフィンは12年くらいやっていました。

夏の午後に、日の当たる畳の部屋で、汗をかきながら、うなされながら、昼寝をするのも好きです。

前回、ベトナム語の勉強方法について最近ヒロさんがやっている工夫の話をしました。

1つ目は、文法中心の勉強ではなく、CD等の音源を聞くことを中心とした勉強をすること。

2つ目は、「母音の発音の練習と母音・声調の聞こえ方の特徴を聞き取る練習」をすること。

3つ目は、「ベトナム語のリズムにあった聞き方をする」こと。

でした。

今回は最後の工夫の4つ目をお話しします。

4つ目の工夫は「口に出すこと」なんです。

 

前回、ベトナム語のリズムの話をしました。

― Bạn đã biết chưa?   ねえ、知ってた?

Bạn(あなた) đã(た、だった)  biết (知っている) chưa(まだ、いまだ)?

バン      ダァ       ビッ        チュア

意味を中心に発音すると、バン、ダァ・ビッチュア となります。

でもベトナム語では、バダ・ビッチュアと発音します。

理由は「リズム中心」で「しゃべる」からだと思います。 ベトナム語は、2単語、3単語をまとめて話します。

だから、「バダ・ビッチュア」 と覚えることは、話して、聞くためにはとても大事なことです。

― と言ったものでした。

今回お話しする。4つ目の工夫の「口に出すこと」は、このことと関連します。

結論から言えば、「しゃべれないものは聞き取れない」のです。

ですので、聞き取りにくい、または聞き取れない文書を聞き取るためには、とにかくもしゃべる必要があるんです。

このバダ・ビッチュアの塊は、バン ダァ ビッ チュアと言う4つの単語の組み合わせである、と言うことは理解できますし、どうして、そのように発音されるのかも、理解、想像できます。これは、しゃべる練習ができます。

でも、問題は、このような塊の中には、「どこを、どのように考えても」どうして、そんな発音になるのかが理解できないものに出会った場合なんです。

日本語にも、連濁(れんだく)、連声(れんじょう)、母音の無声化、縮約形(しゅくやくけい)、撥音便(はつおんびん)・促音便(そくおんびん)等があり、本来の発音をしない、「音声が変化する場合」が多く存在します。しかし、日本語の場合には、「なぜ、そのような現象が起きるのか」「どういう文法現象なのか」は、文法書に体系的に説明されています。

しかし、ベトナム語に関しては、そのような文法形式や音声変化があるのかどうかは、私にはわかりませんし、そのようなことが書いている文法書が存在するのかも知りません。

ですから、私たちの年代のおじさんのように、文法訳読法的な英語教育を長く受けてきた日本人がそのような文書に出会った場合には、それを練習するのには、「大きな抵抗」を感じるんです。

頭で納得できないことを、理解出ないことを、「だいだいで話す」と言うことに大きな抵抗を感じるんです。「ごまかしている」と言う感じがするんです。

でもここを乗り越え「聞こえたまま、だた無心に真似をする」ことができるようになると、聞こえてくるんです。

慣用表現のような塊に限らず、ネイティブが話している文章が早くて、どうしてもまねできない、どういう風に単語の音をつないでも、そんな発音にはならない、と思っても、そのネイティブの話した文章を、無理でもいいので、正確でなくてもいいので、とにかくまねして話すと、聞こえてくるんです。ベトナム語のつながりや、つながっている単語が。

英語でいうと、and then or みたいな音や息が聞こえてくるんで

ネイティブの言っていることが聞こえてくるようになるんです。

たまになんですが。

でも、ヒロさんは、この練習に手ごたえを感じています。

きっと3か月後は、もっともっとベトナム語が上達しているはずです。

では、では

つづく

By Hiro

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