【KAIZEN55】「11.評価と反省」

HKM講義

ヒロ:11.がんばれ!『評価と反省』です。

改善活動の結果分析を中心として、HKMの各ステップにおける活動の、うまく言った点、うまくいかなかった点や精緻な思考ができた点、粗雑だった点について、しっかり考えるステップです。

ヒロ:今まで各ステップで書いた資料を、記入フォームを参考に清書をして下さい。
マイ:記入しました。

ヒロ:『改善目標は達成に関して、上手くいった理由と上手くいかなかった理由を書いてください。』
マイ:「達成率 100%]です。因果関係の自力連結箇所13か所のうち13こ全部できました。

ヤッターという感じです。
上手に行った理由は第一に心構えが違いました。「絶対にできるようになりたい」と思いました。スケジュール管理がうまくいったのは、実現子を実行する行動に「どの位の時間が必要か」から調査し、スケジュールを作成した結果です。
「指標好転行動」ごとにスケジュールを作れと言う事は、1つひとつの行動はお気楽♪にできるようになるという効果だけではなく、作り込めば成功保証書の様な働きがあることが解りました。
また、達成率を測定する指標に関しても「妥当性」がありましたのでその点の安心感がありました。

マイ:一つ質問があるのです。3巡目で「問題測定指標」を「HKMの修得度」から「因果関係の連結度」に変えました。あのことが3巡目を上手く進めることができた要因にもなっていると思います。修得度を問題測定指標とすることに関しては1巡目からヒロさんの指摘があったのですが、ヒロさんでしたらどのような指標を設定するのですか。
ヒロ:問題は「上手に問題解決ができない」なので単純に「問題を自力で解決できるかどうか」で測定します。マイさんは実現子測定指標好転活動に「自分のプチ問題をやってみる」と言うのがあったでしょう?あれは、第2回目まではいつも実績「0」でしたね。あれこそがマイさんが「問題解決を自力でできない」証拠になっていたのでしょうね。

ヒロ:『実現子自体の改善効果に関して上手くいった理由と上手くいかなかった理由を書いてください』
マイ:思っていた通りの効果を発揮してくれました。⑤の具体的具体的実現目標の「自力」「連結」「練習」という文言がヒントとして「改善効果を間違いなく発揮できると言う「信頼性」を考えながら実現子を設定できたのが成功要因です。問題解決手法の本質が「因果関係の連鎖ゲーム」と言う事を思い出せたのが最大の上手くいった理由です。それとやはり予定通りやるべきことを積み上げた結果だと思います。

ヒロ:『指標数値の好転行動の設定に関して上手くいった理由と上手くいかなかった理由を書いてください』
マイ:上手くいった理由は、実現子の策定が上手くいったことであると思います。実現子が改善効果を発生させる力がある、と言う信頼がありましたので、実現子を具体化する方向で好転行動を設定しました。

ヒロ:『スケジュールの“具体的アクション”の設定に関して上手くいった理由と上手くいかなかった理由を書いてください』
マイ:「好転行動が間違いなく因果関係を捕られていたため、確実に実行することを考えていればよかったので、設定しやすかったです。スケジュールの時間感とも連動するように決めていたので無理のない、しかし確実な具体的アクション を設定できました。

ヒロ:『スケジュールの進行に関して上手くいった理由と上手くいかなかった理由を書いてください』
マイ: 具体的アクションに必要な時間を事前に測定しそれを基にスケジュールを作成しましたので安心してジュールに従うことができたのが上手くいった原因です。
「スケジュールの充足度」と言う実現子だけが達成率90%だったのは、活動が順調に行ったため全部の期間の必要が無かったからです。じつは充足度70%位で、他の2つの実現子は予定が終了していましたし、効果も100%になっていました。念のために練習を続けていましたが、もう十二分であるとの判断で、スケジュールを終了した為でした。

ヒロ:『実現子を測る指標の設定に関して上手くいった理由と上手くいかなかった理由を書いてください』
マイ:「HKMを2巡して、自分の足りない点が何であるかが具体的に認識する事が出来ていました。だから問題を明確に認識できていました。
ですので実現子の策定が上手くいきました。同時に実現子測定指標も因果関係を考慮しながら設定できました。又因果関係を意識していたため、指標好転行動を先取りしたような感覚の中で指標を作ることができました。

ヒロ:指定行為⑦:「今回の改善経過の金額換算をしてください」
マイ:「金額換算ですか?<br>
・・・。え~と、そうですね。今回のHKMは、『何か損害が発生している具体的な問題を解決した』とか『何かの賞を取って賞金をもらう』とかいうものではなくて、私の『問題能力を向上させる』と言うモンダイ解決でした。
だから、いくら得をしたのか、考えるのは難しいと思うんですが、『HKMを習得すれば生涯賃金2億円アップ』するというヒロさんの言葉を信じて、今回のHKMの改善金額は、2億円にします。
ヒロ:大丈夫です。HKMをいっぱい使ってこれからの人生を歩いていけば、マイさんの生涯賃金2億円アップは確実です。
マイ:期待しちゃいます。

ヒロ:これで、マイさんの今回のHKMはすべて終わりました。大変よくできました。
最後に、ここで少し纏めをしておきます。マイさんは漠然と気が付いている事です。「当該改善が上手くいく」ための「コツ」です。
実は改善が「上手くできた・できなかった」の原因は2つだけなんです。
1つは、因果関係の繋がり具合。
もう一つは、改善策実行度=スケジュールの実行度[1]だけなんです。
今回のHKMが大きな改善効果が得られたのは、上記2つが完全に揃っていたからなんです。
HKMでは最初に「喝破」で問題解決手法の本質を示し、実現子測定指標好転行動ごとにスケジュールを作成してもらうのは、この効果を期待しているための工夫なんです。
マイさんは試行錯誤しながら「問題解決の極意」にたどり着けましたね。

つづく

By Hiro

[1] :スケジュールの実行度は「具体的アクション」の出来不出来が影響します。

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