【KAIZEN34】「例題2を示します」

HKM講義

 

「第1問」が終了していることを前提として、新たな問題を例題として、一気にBASICヒロ曼荼羅3巡を行います。

この3巡がHKMの基本形です。2巡目、3巡目のへの繋がり方と、少し前回のHKMより高度化した改善になっていくことを体験します。

説明に関しては上に示した目的を達成できる範囲で十分な説明をしますが、例題1で説明したものに関しては必要な範囲に留めます。

 

【例題2】以下の問題を使ってHKMをしてください。

マイさんは27歳の会社員です。都内のはずれ、埼玉県寄りにワンルームマンションを借りて気ままな一人暮らしです。マイさんがお勤めをしている会社は中堅どころの商社で、入社後3年間は営業事務を担当していましたが2年前の人事異動で総務部の勤務になりました。会社でのお勤めも総務で担当している仕事にも慣れて、27歳の春を謳歌しています。でも最近今後の自分のキャリアプランを考えます。確かに去年までは謳歌していました。謳歌の実態は「特に何も考えていなかった」事かもしれません。でもあと4カ月に迫って来ている28歳の誕生日を意識した27歳のマイさんは「これからどうしようかな?」と考えるようになりました。結婚願望については有るような無いような感じで自分でもよくわかりません。自然体で良いと思っています。でも確実に言えることは、結婚しないとしたならば間違いなく今後の自分の人生を支えていく生活費は自分ひとりで確保しなければならないと言うことです。今の会社にはマイさんと同じように新卒として入社し、現在40歳前後の女性が数人います。途中入社の50歳過ぎの女性係長もいます。ですからこのままこの会社で一生働くこともできるとは思います。会社がつぶれないことを前提としてですが。

「でも今でもこんなことを考える自分がいるってことは30歳を目の前にしたならばもっと考えるんだろうな」と想像します。

自分のキャリアアップになる何かを始めた方が良いとは思います。でも「英会話」くらいしか思いつきません。これだって自分で考えたと言うよりは、電車に貼っている英会話スクールの広告を見て思っただけです。それにマイさんは英語が得意ではありません。社内には英語を話せる女性社員はいますがでもそれが仕事で役に立っていると言うことは有りません。マイさんの会社は商社とは言っても国内商品を中心とした会社なので英語の必要度がほとんど無いのです。得意ではないことに加えて自社内でほとんど役に立たない、と言うのでは選択肢として適当とは言えないとおもいます。でも英会話くらいしか思いつきません。

お休みの日の午後、何気なく時間つぶしに本屋に入りました。「なんか面白そうな本でもないかなぁ」と思いながら雑誌や小説コーナーを眺めて歩きました。ビジネス書コーナーに来た時1冊の本が目に留まりました。HKMの本です。表紙を見ると「お気楽に問題解決達人になれるよ~♪」と書いてありました。書いているイラストもかわいかったので手に取りました。

パラパラ。「世界は問題と問題解でできています。だから問題決能力が世界で一番大切な能力です。上手に問題解決ができれば、人生は必ず今よりも良い人生に成ります」って書いていました。

マイさんは思いました。「私はちゃんと問題解決をしながら生きているから大丈夫」。

パラパラ。本に書いていました。「ちゃん生きてなんていない。それは勘違いです」。具体例も書いていました。

マイさんは思いました。これってわたしが今やっている事だ。わたしは人生で損をしている。問題解決達人にならないと損だ。HKMの本を買いました。問題解決の達人になる為に」。

つづく

By Hiro

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