【KAIZEN29】「10.効果の確認」

HKM講義

10.効果の確認

◆定義

改善策の実行で得られた効果を、数値で確認するステップです。

 

◆意義

ドミノ倒し効果が、どれくらいあったのかを数値で確認します。

このステップはこの後のステップである「評価と反省」「今後の課題」による検証対象になります。

効果の確認のステップでは、以下の2つの確認を行います。

①「7.実現子測定指標」による効果の確認。

これによって改善策自体が、どれくらいの指標改善効果を発揮したかを確認します。

②「5.改善目標」の達成度の確認。

本来は「具体的実現目標」に対して、実現子がどの位の解決力があったのかを確認します。しかし、「4.改善目標」の達成度を確認することで、実質的には「具体的実現目標」の達成度を確認できます。

具体的実現目標を確認すると言うことは、具体的実現目標は「活動テーマ」と「改善目標」の2つでできていますので、そこで確認する内容は「活動テーマの達成度」と「改善目標の達成度」の2つになります。

このうち「改善テーマの達成度」については、後程おこなう「実現子の策定はうまくいきましたか」と言う質問によって実質的に確認しています。ですので具体的実現目標の改善度の確認では、残っている「改善目標の達成度」の確認を行えばよいと言うことになります。

①実現子測定指標による効果の確認の手順

1st:実現子毎に全ての解決策の実行度を確認します。

2nd:実現子測定指標の改善後の数値を確認します。

3rd:実現子測定指標の改善前の数値と比較します。

 

②改善目標の達成度の確認の手順

1st:改善目標に関する改善後の数値を測定します。

2nd:改善目標数値と比較します。

 

◆具体例

ヒロ:鈴木さん。3カ月ぶりにお顔を拝見しますね。

メールでは2週間に一度スケジュールの進捗状況についてご報告を頂いていたので状況は大体分かっていいます。

鈴木さんも私に進捗連絡メールをくれるために2週間に一度改善策実行進捗をまとめると、改善策の進め方に関するアイデアとか、今までやってきたHKMのステップにおける意味とかが分かってくると思います。

鈴木:「そうですね。2週間に一度ヒロさんへの報告の為に、進捗を纏めると色々なことが見えてきますね。あんな手もあったこんな手もあったって。この後の評価と反省や今後の課題に役に立ちそうな考えがいろいろ浮かんできます。自分で言うのも何なんですが、少し問題解決力が身に付いてきたような、少し自慢気な気分がします。」

ヒロ:そうですか。今のお話を聞いていると、確かに鈴木さんは何かをつかみかけているという気がします。これからもっともっと実力と自信がついてきますよ。

では、効果の確認をしましょう。

まず実現子測定指標の、改善策実施前の数値と改善策実施後の数値を比べて、改善策がどのくらい実現子を好転させたかを確認しましょう。

効果の確認の1つ目です。

鈴木:はい。私が策定した解決策、つまり実現子を測定するための指標を好転させるための行動は以下の5つでした。

①飲み屋に行く回数は可能な限り減らす。

②かつ丼、ハンバーガー、鶏のから揚げ、ギョーザ、ラーメンセットは週3回から週2回にする。

③ビールを毎日1500ミリから一日1000ミリにして休肝日を一日作る。

④ウォーキングを1週間に56,000歩する。

⑤食事データは毎食、毎日とり。消費カロリーデータも毎日とる。

 

鈴木:そしてこの①から⑤までの実行結果は以下の通りでした。【図表】

①飲み屋回数(可能な限り頑張る)

今回 9.3回/月  以前 14回/月 33.57%減    達成率100%

②好物制限(33%減目標)

今回 1.8回/週  以前 3回/週  40%減     達成率121%

③ビール制限(33%減・休肝日1日/週)

ビール量 今回1200mL/日 以前 1500mL/日 20%減 達成率60%

休肝日  今回 0.5日/週  以前 ゼロ/週      達成率50%

④歩く(5.6万歩/週 70%増)

今回4.8万歩/週  以前3.3万歩/週 45.5%増     達成率65%

 

⑤摂取・消費Kcalデータ収集実績【毎食分/毎日】

摂取    95%/月

消費   100%/月【アプリが自動で測定と記録をしてくれる為】

 

「⑤」はそもそも実現子測定指標そのものなので、改善活動データとしてHKMで使用するのですが、その他にはこれら数値って「効果の確認ステップ」には使いませんよね。いったい何に使用するのですか。

ヒロ:鈴木さん。すごく頑張ったですね。これは効果が期待できますね。

これ等の数値は評価と反省や今後の課題のステップで、活動の分析資料として使います。実現子を変化させるためにどの位役に立ったかを測ることができますので。

ヒロ:鈴木さん。実現子の変化はどうでしたか?

鈴木:実現子測定指標は3つでした。

「摂取カロリー数」「消費カロリー数」「期間中のデータ取りの実積率」です。

①「摂取カロリー数」 2,671kkcal/日  ➡ 2,471kkcal/日   7.5%減

②「消費カロリー数」 2,543kcal/日  ➡ 2,663kkcal/日   4.7%増

③「期間中のデータ取りの実積率」 摂取達成率95%   消費達成率100%

 

ヒロ:摂取カロリーが1日平均で200キロカロリー近く減っているじゃないですか。消費量も120キロカロリー増えていますね。すごいですね。改善目標は5kg減でしたね。「改善 結果」を教えてください。

鈴木:「体重マイナス4kgです。達成率80%です。1kg足りませんでした。

標準体重オーバー率35%から約6.4%減でオーバー率約28.6%になりました。」

ヒロ: 改善前の、摂取カロリーと消費カロリーを鈴木さんから伺った時に「鈴木さんは毎年5kgくらいずつ体重が増えているんだな」と考えました。そう考えるとすごいことですよ。KHMに出会わず今まで通り過ごしていたら、この3カ月で1・5kgくらい増えていたんですよ。それを考えたら実質的にはマイナス5㎏と言っていいと思います。この調子を維持すれば半年くらいで「片足突っ込んだ」状況から脱出できますよ。

まさしく

ワクワク カロリーのマイナス成長で健康ゲットついでに出世もゲットしちゃうぞ

ですね。

鈴木:はい。なんか最近は「仕事も益々頑張ろう」って思えるんです。

つづく

By Hiro

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