【KAIZEN27】「改善策の策定」

HKM講義

8.改善策の策定

◆定義

問題を解決する策=改善策を考えるステップです。

HKMでは実現子測定指標を好転させるための行動を設定する事で改善策を作ります。[1]

 

◆意義

実現子は具体的実現目標を実現する要因です。実現子測定指標は実現子の具体的実現目標への貢献度(=実現度)を測る指標です。従って測定指標の数値が好転すれば改善目標の達成度は高くなってきます。このステップでは測定指標を好転するためには何をすれば良いのかを考えるのです。好転させる行動を考えて、その考えた行動を実行すれば、実現子測定指標は好転することになります。従ってこれらは「問題の解決策=改善策」と言う事になります。

このステップは、先に「6」で定めた実現子を「行動レベルまで具体化していく」ための工程であるということができます。

 

◆実行方法

実現子測定指標の好転する具体的な行動を考えるだけです。

 

◆具体例

ヒロ:鈴木さん。それでは設定していただいた実現子測定指標を好転させるために何をしたら良いかを考えてください。まずは「摂取カロリー数」」を抑制するにはどうしたらいいですか。

鈴木:「ヒロさんが前に言っていたように、確かに飲みに行く回数を減らすというのは良いと思います。飲み屋さんは、お酒を飲んで、モノを食べる場所なので、やはり家で飲むよりは過剰に摂取する事になります。飲みに行く回数を減らすようにすれば確実に摂取カロリー量は減ると思います。可能な限り減らします。」

ヒロ:よくわかります。確かに言われてみれば飲み屋さんは「飲み食い」をする場所ですものね。食べたくなるようなものが一杯ありますもんね。「いっぱい飲ませ、いっぱい食べさせる」ために店側はHKMやっていてもおかしくないですよね。[2]

鈴木:「『いっぱい食べる』っていうのは量の話だけど、考えると量は一緒だけど、カロリーの低いものを食べるようにする、という『質』の話もありますよね。」

ヒロ:「その通りですね。摂取量って計算式にすると

“食物のカロリー × 数量”を“食べた食物数分を足し算する”

みたいな感じですものね。

ちなみに鈴木さんの好きな食べ物は何ですか。

鈴木:かつ丼、ハンバーガー、鶏のから揚げ、ギョーザ、ラーメンセットは大好物です。どれも週3回は食べます。一日に3品くらい食べているかもしれません。

お酒はビールが大好きです。

焼肉も大好きです。最近はほんとに安くておいしい食べ放題の店がいっぱいありますので週に1度は行きます。飲み放題付きで90分3,280円ですよ。

ヒロ:・・・まさに、私と好きなものが似てますね。

摂取を減らす話をすすめてもらえますか。

鈴木:「思い切ってこれらの好物はそれぞれの食べ物について週2回にします。それとビールを毎日1500ミリ飲んでいましたが一日1000ミリにして、休肝日(アルコールを摂取しない日)を一日作ります。」

ヒロ:「消費カロリー量を増やす」方はどうしますか?

鈴木:「ウォーキングをします。仕事の都合で毎日は歩くのが無理だと思うので、1週間に50,000歩」。活動テーマは「健康ゲット」ですから対策もその方向で考えました。

ヒロ:ほんとに鈴木さんは解っていらっしゃいますね。

期間中のデータ取りに実績率はどのようにしますか?

鈴木:データは毎食分を、毎日とります。

ヒロ:よくわかりました。

実現子を測定する指標を好転させるために行動は

①飲み屋に行く回数は可能な限り減らす

②かつ丼、ハンバーガー、鶏のから揚げ、ギョーザ、ラーメンセットは週3回から週2回にする。

③ビールを毎日1500ミリから一日1000ミリにして休肝日を一日作る。

④ウォーキングを1週間に50,000歩する。

⑤食事摂取データは毎食分を、毎日とる。消費データも毎日とる。

の以上5つですね。

これら5つの指標好転行動が「問題解決策=改善策」と言うことになります。

[1] :これは先に紹介した竹田先生の技法である「製品の持つべき機能の設定⇒測定指標の設定⇒測定指標好転行動策定」を類推適用しています。これにより私が企業で行っていた従業員教育としての社内QCは、QCの最大の頓挫ステップである『要因分析』を回避することができ、頓挫する事がなくなりました。

[2] :ほらね。ヒロさんが太っているのは、ヒロさんだけのせいではないでしょう。

つづく

By Hiro

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