第19話「漢字友達のベトナムと日本」

ベトナム語の部屋

こんにちは。ヒロさんです。

今日のアイキャッチは、EXPO70の「太陽の塔」の「内部」です。岡本太郎さんが設計、監修したものです。

実はヒロさんは子供のころ、EXPO70に行ったことがあります。2回行きました。でも太陽の塔は人気スポットでしたので、いつも混んでいて、とてもではありませんが、「太陽の塔の内部」など、観れるものではありませんでした。人気のパビリオンは、3時間待ち4時間待ちは、普通でした。

ですので、太陽の塔の内部など、観ようと思ったら5時間くらい並ぶ必要があったと思います。ヒロさんは今でも並ぶのは嫌いですが、子供の頃も並ぶのは嫌いでした。

2021年、50年の時を隔て、太陽の塔の内部を観ることができました。

50年前には、先生に先導されたり、親や親せきのおじさん・おばさんに連れてってもらったりしていましが、今回は家内と一緒でした。

いや~、私も年を取ったものです。そりゃ、3人息子の一番下が、大学2年生19歳ですからね。

と、感慨に浸りながら、本日のベトナム語の部屋を始めます。

ベトナム語には、漢越語と呼ばれる単語があります。「かんえつご」と読みます。これは中国からはいってきた言葉です。

ベトナムは今では漢字を捨ててしまった国ですので、今のベトナム人は漢字を読み書きすることはできません。一緒にベトナムでベトナム人と遊びに行くと、お寺等の「額」を指さし、「何て読むの?」と聞かれます。

ベトナム人は漢字の読み書きはできませんが、漢越語の単語は使いますし、使わざるを得ないのです。なぜかと言うとベトナム語の70%は、漢越語だからです。

ですから、ベトナム語の単語の元の漢字が分かると、ベトナム語は日本人には理解しやすい言語です。

漢越語の例を挙げてみます。

「Động」(ドン)=「動」(どう)。

Động tác(ドン タッ)=動作        hoạt động (ホァッ ドン)=活動

hành động(ハイン ドン)=行動

 

「Công」(コン)=「公」

Công viên(コン ヴィン)=公園       công khai (コン ハイ)=公開

công bằng(コン バン)=公平

と言う感じです。

「Động」(ドン)=「動」(どう)や「Công」(コン)=「公」(こう)は、もちろんそのままの単語として使えますし、ドンやコンがそれぞれ「動」や「公」であると元の漢字を知っていれば、ドンやコンを使っている熟語の意味が限定されます。

さらに、熟語を構成する組み合わせの単語を「音読み」すれば、熟語の意味が分かる可能性が大きくなります。

さらに、漢越語は、規則的、概念的な言葉がほとんどである、と言う知識があれば、さらに理解しやすく成ります。

このように漢越語は「理解しやすい」と言う意味で、日本人のベトナム語学習には貢献してくれる言葉です。いわば「漢字友達」です。(確かに「理解はしやすい」のですが、声調と母音の関係で「覚えにくい」言語であり、「話しにくく聞き取り難い」言語ですので、これからベトナム語を勉強しようとしている方は、学習対象が本当にベトナム語でいいのかをよく考えた方良いと思います)。

ヒロさんは「ベトナムで専門学校を設立したい」と言う目標があります。先に述べた通り漢越語は概念的、学問的な言葉が多いので、学校を設立するというヒロさんの目的的には、大変重要であるので、漢越語の恩恵を受けることができます。漢越語の恩恵をフルに活用して今後もベトナム語を勉強し続けます。

PS: 漢越語とフランス語を中心とする外来語を除いた、「本来のベトナム語」は「事実に関する言葉」が多いです。

これは、ベトナムの日常会話は本来のベトナム語が中心となるということです。

従って「旅行会話を習得する」と言う学習の時には、残念ながら漢越語の知識は役に立たないことが多いと思います。

ちなみに「ベトナム旅行へ行くのでベトナム語を覚えよう」と言う努力は声調と母音のためにほぼ100%無駄に終わりますので。やらない方時間の無駄使いを避ける事ができます。

「おはよう、こんにちは、こんばんわ」「ありがとう」「フォ(ベトナムのヌードル)」も多分通じないです。英語ならばカタカナ英語でも通じますが、カタカナベトナム語は通じません。日本人の「おはよう」は、ベトナム人が聞いたら、しゃべる犬の「おわはんよう」程度にしか聞こえません。「おはよう」である認識されるかどうかは運次第です。

グーグル翻訳もあんまりあてにはなりません。グーグル翻訳のベトナム語⇔日本語の翻訳精度は50%程度だと思われます。

Ăn cơm Nhật をグーグル翻訳で日本語にすると「日本のコメを食べる」と訳されます。単語の意味は、Ăn 食べる  cơmコメ・ごはん  Nhật 日本 です。単語と語順から訳すると、確かに「日本のコメを食べる」と訳することができます。でも本当の意味は「日本食・日本料理」です。常識的に「日本のコメを食べる」とは訳すことはありません。旅行には「ベトナム料理を食べたい」というフレーズは使いそうです。しかし、グーグルを使っては通じないことになります。

ですので、ベトナムに行くときには、日本語ツアーに参加するのが一番いいと思います。 老婆心ながらでした

では。

つづく

By Hiro

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