【KAIZEN16】「例題を使ってヒロ曼荼羅の使い方をまなぼう」

6.  例題(疑似実践経験)を通してヒロ曼荼羅使い方をまなぼう

1)全体の流れ

ヒロ曼荼羅の使い方はすなわちHKMの実行の仕方です。そしてヒロ曼荼羅の使い方は例題をやりながら覚えていきます。例題をやりながら「HKMの各ステップ」の実行の仕方や、ステップ間のつなぎ方をまなびます。

文中で例題を実行していくのは各例題に登場する人ヒロさんです。そして「あなた」にも「観察者」としてご参加を頂きます。

そしてこの本を最後まで読み終えた後に、最終的にあなたが観察者として一緒にHKMを実行した「例題2」を、今度はあなたが登場人物の役割を担当して一度やって(復習)頂ければあなたの改善力は抜群に向上します。人間は経験をすることで学習するのです。レポート用紙1冊と色鉛筆を用意しておいてください。是非、自分の頭で考えて、手を動かして文字を書いて、絵を描いて例題を体験してください。その際のキーワードは当然「お気楽」です。

2)すすめかた

示す例題は2つです。

各例題での経験目的はそれぞれ以下の通りです。

例題1では、「ヒロ曼荼羅の使い方=HKMのやり方」を基本から丁寧に学んでいきます。

例第2では、HKMの循環のさせ方を学ことと技能向上のための少しずつプラクティスの高度化の体験をします。

例題を解きながら、ヒロ曼荼羅に示されている各ステップで、何をやっているのか、何故やるのか、どうやって実行するのか、という「定義」「意義」「実行方法」を学んでいただきます。

例題1では、時間をかけて丁寧に見ていきます。

例題2では、例題1終了したことを前提として、必要な範囲で「定義」「意義」「実行方法」を示していきます。

 

3)あなたの疑似経験学習のやりかた

 ヒロさんのエスコートのもと、例題を進めていくのは、鈴木さんとマイさんです。

そしてあなたはここからは読者ではなく「観察者」です。観察者となって例題を解いていくことに参加します。冷静に、批判的に改善 の進捗を観察し、ヒロさんと鈴木さん、マイさんに指導をしてください。

具体的には、例題をヒロさんと山田さん、ヒロさんとノンさんでヒロ曼荼羅誘導の下に問題解決=改善をして行きますので、「あなたはそれをじっと観察して(本を読んで)、『気が付いたこと』、『閃いた事』、『疑問に思った事』を、本の文中に線を引いたり、本の余白にメモら書込みをしたりして心にとめて」おいてください。

大事なことは、読者として読むのではなく、観察者として学ぶことです。気持ちの問題です。「読む」と言う行為は同じでも、気持ち次第で学びの質と量は異なります。

あなたの参加に感謝します。

 

4)例題参加者のみなさんへのアドバイス

例題に入る前に覚えておいてほしいことがあります。みなさんは例題に沿って説明される内容を「暗記」する必要はありません。「こんなこと憶えられない」という心配は無用です。

ここでも「ふーん」「なるほど」と言うように進んでいけばよいです。HKMの目的はそこにはありませんので。あまり細かいことに拘泥する必要はないのです。

大事なことは以下の「心得」です。これは心にとめておいてください。

皆さんが例題に参加し、そして今後ご自分で問題解決を実際になさる際に絶対に役に立ちますよ。

【心得】

一、問題の大筋を見失うな

   細かいことは気にしない。「大体」「こんな感じ」でOK。

二、因果関係の連鎖ゲームだ

   ストーリーは最初から最後までつながっている。途切れと問題解決しない。

三、あやしくなったら笑ってごまかせ。

   どこかでつじつまは合ってくる。きっと大丈夫。

四、頭と手で考えて進め

   一度だけは考えよう。手も考える事ができる。

五、解らなくてもとにかく1回終わらせたら勝ち。

   いい加減・適当はノープロブレム。お気楽はウェルカム。

 

鈴木マイさんは、熱くなりすぎてこのアドバイスを忘れてしまうかもしれません。その時には、あなたは冷静な観察者として、鈴木さんやマイさんに注意喚起をしてください。

つづく

By Hiro

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