【KAIZEN51】「3.問題の現状把握」

HKM講義

ヒロ:『3.問題の現状把握』を行います。

ヒロ:「問題発生原因」は何だと思いますか?

マイ:『因果関係の連鎖させるゲーム』という喝破の意味を考えていなかったのが原因です。

ヒロ: その他の問題発生原因は考えられませんか?

マイ:「お気楽♪でいい」と「いい加減」を勘違いしていた。

 

ヒロ:マイさん、それは私のミスであるところが大きいと思います。

学習者には「学習についての好み」があります。この好みを無視すると学習者にストレスを感じさせることになります。一歩一歩、正確さを求めるのが好きな人もいれば、ステップの正確さよりも効率重視の人もいます。自分のペースで本を読んで学習する事を好む人もいれば、みんなとワイガヤのグループワークを好む人もいます。その辺に配慮して、マイさんに事前に詳しく説明をしておけばよかったと思いました。

 

ヒロ:「問題があると」どのような不都合がありますか?

マイ:「自力でHKMがいつまでもできないので、人生を損してしまいます。

 

ヒロ:「『因果関係を自力で連結させる力』が無い事/有る事」はどんな指標で測りますか。「1つ」考えてください。

マイ:自力でHKMができる力を修得する事を目指して行きたいので、「有る事」で測ってみようと思います。

私が、HKMを自力でやる自信がない原因は、「HKMのステップの理解度と実行の仕方があやふやである」事に不安を感じている事に起因しています。これを具体的に考えると「因果関係を連鎖させる連結器が作れていない」と言う事に集約されるのではないかと思いました。そこで今回は「因果関係の自力連結度(HKMの13個ある連結の内で何個連結が出来ているか)」[1]で測る事にします。

 

ヒロ:「その指標」で測ったとき、問題解決されたときに比べ、今の問題とした状況は何点くらいですか?

2巡目以降においては「現状の数値」は「前回の問題と今回の問題」の測定指標が同一である時には、前回の「効果の確認」の数値がそのまま代入されるのでしたね。

今回から問題の測定指標が「因果関係の自力連結度」に変更されましたので、新しい指標の「現在値」を測定する必要があります。

測定指標の変更は、問題自体が変わってしまった場合もありますし、問題はそのままで測定指標だけが変わる場合があります。どちらの場合であっても新しいし指標によって改善効果の測定をすることになります。

HKMにおいてはこの測定指標変化は良く発生します。問題は段々と具体化されてきますので、その測定指標も具体化の程度に合わせて具体化させることになってくるのです。

マイさんが認識した最初の問題は

「問題解決の達人になりたい」でした。

次は「問題解決が上手にできない」。

前回の問題は「上手に問題解決する力がない」でした。

今回は最初が「やるべきことを実行してHKM自力実行力をつける」、

再定義では「因果関係の連鎖をさせるゲーム』をやりきる力をつける」

になりました。  

マイ:前回の『HKMの修得度』は『HKM理解度とHKMの経験値』を要素として算出しました。今回は『因果関係の連結度』で算出します。

2巡が終わった後、例題1をよく読んでみたんです。私がちゃんと読めていないことがあると思って。そしたら「HKMの質問は問題を具体化するためにしている」と言う言葉があったんです。

だから問題をもっと具体化できる方向で指標を設定しようとしたのが今回の測定指標です。「HKMの修得度」と言うのはもっと具体的に言ったらどういう事だろうと考えました。

この指標で測定した時の「因果関係の連結度」の現在値は「23%」です。

「因果関係連結度」は「問題の明確化」から「今後の課題」までのステップで「自力連結が成功した回数」です。

例題2の2巡目において自力で連結ができたのは、①~⑬の内の「⑪⑫⑬ステップの3工程」だけなので「23%」です。

[1] :13のステップを繋ぐのであれば連結部は12個なのですが、HKMは「⑬⇒①」へ循環するので13個の連結があります。

つづく

By Hiro

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